2025年11月21日
子どもの虫歯予防として定番の「フッ素塗布」。
歯科医院でも、保護者の方からよく
「いつから始めれば良いの?」
「どのくらいのペースで通うべき?」
などのご質問をいただきます。
■ フッ素塗布は“歯が生えたら始められる”
多くの保護者様から驚かれますが、フッ素塗布は0歳から始められるのです。
正確には、最初の乳歯が生えたタイミング(生後6〜8か月頃) が最初の目安になります。
▶ フッ素塗布を早く始めるメリット
乳歯は生えたばかりが最も虫歯になりやすいので、フッ素を塗ることで歯の質を強くし、虫歯の進行を抑えてくれる上、歯科医院の雰囲気に小さい頃から慣れやすいのです。
(痛くなってからや保護者がむし歯を発見して初めて歯医者さんに来ると、歯医者さんは痛いことをするところ、怖いところというイメージがなかなか抜けず、お子さんにとってトラウマとなりかねません。)
特に乳歯は大人の歯より柔らかく、虫歯の進行スピードも早いため、「歯が生えたらすぐ歯医者へ」は実はとても理にかなっています。
■ フッ素塗布はどのくらいの頻度で必要?
結論からいうと、3〜4か月に1回 がもっとも一般的な目安です。
▶ なぜ3〜4か月なの?
①フッ素の効果は時間とともに薄れる
②子どもの歯は虫歯になりやすい時期が長い
③定期的な再塗布で予防効果が安定する
永久歯が生え始める6〜8歳頃は、乳歯と永久歯が混在し歯ブラシの難しい“むし歯多発期”なので、当院では特に重要なケアを行う時期と考えております。
■ そもそもフッ素塗布はなぜ必要なの?
フッ素は、簡単に言うと 歯を強くするミネラルの一つ です。
家庭の歯磨きだけでは虫歯予防が不十分な理由は、以下のような“乳歯の弱さ”が関係しています。
▶ 乳歯は虫歯に弱い3つの理由
歯の表面が薄い
食べカスが残りやすい形
食事・おやつの回数が多い
このため、歯科医院でのフッ素塗布はとても有効です。
▶ フッ素の主な働き
歯の表面(エナメル質)を強くする
虫歯菌の活動を抑える
ごく初期の虫歯を修復しやすくする
言い換えると、虫歯になりにくい歯の環境を作るためのサポートというイメージです。
■ 自宅でできるフッ素ケアも併用すると効果アップ
歯科医院でのフッ素塗布に加えて、家庭でもできるケアがあります。
① フッ素入り歯磨き粉やフッ化物洗口液の使用
年齢に合わせて使える子ども用のものがあります。
(※濃度や使用量は当院歯科医師・衛生士にお気軽にご質問下さい)
②就寝前の仕上げ磨き
寝ている間は唾液が減るため虫歯が進みやすく、
“寝る前のケア” が最も大切です。
● だらだら食べを減らす
おやつは時間を決めて、飲み物は水やお茶を基本に。
家庭のケアと歯科医院のフッ素塗布のセットが、もっとも虫歯予防効果を高めてくれます。
■ フッ素塗布の流れはとても簡単
フッ素塗布は、痛みはまったくありません。
①お口の清掃(可能であれば染め出しを行い保護者様とお子様に歯磨き指導を行います)
②フッ素を歯に塗る(1〜3分)
これで終了です。
痛みは全くないため、歯医者に慣れてもらうための“練習”としても最適です。
■ 歯科医院に通うことで得られるメリット
フッ素塗布だけではなく、定期的に歯科検診を受けるとこんなメリットがあります。
①初期の虫歯をすぐに発見してもらえる
②歯並びやかみ合わせの異常を早期発見
③正しい仕上げ磨きのコツが教えてもらえる
④子どもが歯医者の環境に慣れる
フッ素塗布だけでなく定期的なむし歯チェックと歯ブラシ確認を行うことは、保護者様にとって安心感が大きいポイントです。
■ まとめ|フッ素塗布は早く・定期的にが基本!
最後におさらいです。
✔ フッ素塗布はいつから?
➡ 歯が生え始めたらOK(生後6〜8か月)
✔ どれくらいの頻度が理想?
➡ 3〜4か月ごと
✔ なぜ必要?
➡ 乳歯は虫歯になりやすく、フッ素は歯を強くしてくれるから
歯は一生の健康に影響します。
ぜひ、定期的に通院し、日常的に歯を守る習慣をつけていきましょう。