2025年12月19日
「毎日しっかり歯みがきをしているのに、むし歯や歯周病になりやすい」「治療をしても同じトラブルを繰り返してしまう」――このようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。その原因の一つとして注目されているのが唾液の性質です。
祖師ヶ谷大蔵ファースト歯科・矯正歯科では唾液検査を行い、患者さま一人ひとりのお口の状態を数値で把握し、予防や治療に活かす取り組みを行っております。今回は唾液検査の必要性や具体的なメリット、どのような方におすすめなのかを詳しく解説します。
唾液検査とは?
唾液検査とは、唾液の量や質、細菌の状態などを調べる歯科検査です。唾液には、むし歯や歯周病を防ぐ重要な働きがあり、その状態を調べることで、お口の健康リスクを客観的に評価できます。
検査は短時間で行えるものが多く、痛みもありません。採取した唾液を専用の機器で分析し、以下のような項目を確認します。
- むし歯菌・歯周病菌の活動度
- 唾液の分泌量
- 唾液の緩衝能(酸を中和する力)
- 口腔内の清潔度
これらを総合的に判断することで、現在のお口の状態と将来のリスクを把握できます。
なぜ唾液検査が必要なのか?
1. 見た目だけでは分からないリスクを把握できる
歯や歯ぐきに目立った異常がなくても、唾液の性質によっては将来的にむし歯や歯周病になりやすい状態であることがあります。唾液検査は、こうした“隠れたリスク”を早期に発見するために非常に有効です。
2. 一人ひとりに合った予防ができる
むし歯や歯周病の原因は人それぞれ異なります。唾液検査を行うことで、
「細菌が多いタイプ」「唾液が少ないタイプ」「酸性に傾きやすいタイプ」
など、個々のリスクに合わせた予防プランを立てることが可能になります。
3. 治療中心から予防中心の歯科医療へ
従来の「痛くなったら治す」歯科医療から、「悪くなる前に防ぐ」予防歯科への転換が進んでいます。唾液検査は、その基盤となる重要な検査です。
唾液検査のメリット
むし歯・歯周病の予防効果が高まる
唾液検査の結果をもとに、適切な歯みがき方法、フッ素の使用、生活習慣の改善などを行うことで、むし歯や歯周病の発症リスクを大きく下げることができます。
セルフケアの質が向上する
「なぜ自分はこのケアが必要なのか」が数値で分かるため、患者さまの予防意識が高まり、セルフケアの質が向上します。
小児から高齢者まで幅広く活用できる
唾液検査は、
- むし歯になりやすいお子さま
- 妊娠中・産後でお口の環境が変化しやすい方
- 歯周病リスクが高まる中高年の方
など、年齢を問わず有効です。
定期検診のモチベーション向上
検査結果を定期的に比較することで、改善や変化が目に見えて分かり、定期的な歯科受診のモチベーションにもつながります。
唾液検査はこんな方におすすめ
- むし歯や歯周病を繰り返している方
- しっかり磨いているのにトラブルが起きる方
- お子さまのむし歯予防を重視したい保護者の方
- 将来も自分の歯で食事をしたい方
- 予防歯科に力を入れたいと考えている方
祖師ヶ谷大蔵ファースト歯科・矯正歯科で導入している唾液検査、SMT(Salivary Multi Test)は、唾液中の成分や性質を測定し、むし歯・歯周病・口臭などのリスクを総合的に評価する検査です。
検査は少量の唾液を採取するだけで、約5~10分程度で結果が得られます。
SMTでは主に以下の6項目を測定します。 むし歯菌の活動度 酸性度(むし歯リスク) 緩衝能(酸を中和する力) 歯ぐきの健康状態(歯周病リスク) 口腔内の清潔度 口臭の原因となる成分の指標 これらを総合的に分析することで、現在のお口の状態と将来的な疾患リスクを客観的に把握できます。
まとめ|唾液検査で原因から考える歯科治療
唾液検査は、単なる検査ではなく、むし歯・歯周病の原因を知り、予防につなげるための大切な第一歩です。数値に基づいた診断により、より効果的で無駄のない予防・治療が可能になります。
歯の健康は全身の健康にも深く関わっています。これからの歯科医療は、「治す」から「守る」時代へ。唾液検査を取り入れた予防歯科で、生涯にわたって健康なお口を目指しましょう。